貸し農園の基礎知識

市民農園のメリットやデメリット|民間の貸し農園との違いとは

市民農園のメリットやデメリットについて知りたい人向けです。

市民農園は料金が安いのがメリットらしいけど、他にもあるのかな。後悔したくないので、デメリットも知っておきたいな。シェア畑のような民間の貸し農園サービスとどちらがいいんだろう。
ベジタン
ベジタン
市民農園のデメリットを知っておこう。

貸し農園を利用する際には、主に「自治体や個人が提供している市民農園」と「シェア畑やマイファームなどの専門の貸し農園サービス」のどちらを選ぼうか迷っている人も多いと思います。

ただ、専門の貸し農園だけでなく市民農園も年間で借りるため、途中で解約ができないのが一般的です。

なので、市民農園を利用するメリットとデメリットをよく知っておかないと後悔することになるかもしれません!

そこで、今回は「市民農園のメリットやデメリット|民間の貸し農園との違いとは」をご紹介します。

市民農園を利用する5つのメリット

市民農園のメリットは、以下のとおりです。

  • 1.地域によっては場所の選択肢が多い
  • 2.畑レンタルの利用料金が安い
  • 2.入会金や運営費がかからない
  • 4.耕作できる畑の面積が広い
  • 5.栽培する野菜の種類に制限が少ない

1.地域によっては場所の選択肢が多い

市民農園とは、遊休農地や未農耕土地などを主に区や市が農園として貸し出す畑のレンタルサービス。個人が運営していることもありますが、役所に登録している農園がほとんどです。

例えば、例として京都にある京田辺市の市民農園をご紹介します。

市民農園はレクリエーションとして野菜や花を育て、健康の増進や地域との交流を深めるなど多様な目的で、多くの方に利用されています。

現在、京田辺市には、地元の農家団体が運営する3つの市民農園(岡村いきいき農園、飯岡ふれあい農園、宮ノ口市民農園)があり、市は、これらの市民農園の運営を支援しています。出典:京田辺市

このように地区町村が空いている畑(休耕畑)を利用できることが多いので、地域によっては農園の立地を選ぶことができます

一方、専門の貸し農園では地域が限定されていたり、地域によっては農園数に偏りがあることが多いです。そのため、自宅の近くに農園が見つからないということも。

特に、田舎になればなるほど土地が余っているので、市民農園の数が多く専門の貸し農園サービスがないこともあります。

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2.畑レンタルの利用料金が安い

市民農園は運営が県や市町村、個人によるので利用料が場所によっても大きく違っています。

一般的な料金は月額500~4,000円ほどなので、企業が運営する貸し農園サービスよりも安く利用することができるのが大きな特徴です。

例えば、京田辺市の農園利用料は以下のようになっています。

岡村いきいき農園 20平方メートル 市内居住者6,000円/年
飯岡ふれあい農園 30平方メートル 市内居住者7,500円/市外居住者8,500円/年
宮ノ口市民農園 25平方メートル 市内居住者6,000円・市外居住者7.000円/年

借り出し対象者は、市内居住者か市外居住者によっても料金が異なり、市内居住者しかレンタルできる農園もあります。

次に、料金は月額ではなく年額になりますが、月額にすると、約500円~800円とかなり安く借りることができますね。

一方、専門の貸し農園サービスの場合は、畑の広さなどによっても違いますが、月額料金が約5,000円からと市民農園と比べて高いのはいなめません。

さらに、貸し農園サービスによっては入会金や運営費がかかる場合もあるので、トータルの金額を比較することも大切です。

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3.入会金や運営費がかからない

市民農園を利用する際には年間の利用料金を支払うだけでいいことがほとんどです。ただ、年間の料金ともなると月額料金が安くても高額になりがちです。

特に、専門の貸し農園サービスでは入会金や運営費(維持費)が必要な場合もあります。そうなると畑をレンタルする初期費用が高くなってしまう原因になります。

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4.耕作できる畑の面積が広い

京田辺市の市民農園では、どんな野菜でも作れることができます。但し、一般的な貸し農園と同じく果樹や植木は植えることはできません。

一般的な農園の広さが20~30㎡(10~15畳以上)とかなり広いことが分かります。一般的な専門の貸し農園サービスが貸し出す農園は3~10m2前後が多いので、約2~3倍の広さがあることが分かります。

これだけ耕作できる畑の広さがあると、たくさんの種類の野菜を育てることや農機具や作業場ができるので便利なこともあります。ただ、畑が広いと雑草の処理や管理が難しくなることもあります。

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5.栽培する野菜の種類に制限が少ない

多くの市民農園では畑を貸し出すことが主になるので、隣の畑に迷惑がかかるような野菜(つるが伸びる等)でなければ、育てたい野菜の種類については自分で選ぶことができます

一方、専門の貸し農園では育てる野菜の種類が決まっている場合もあり、自由に何でも育てることができるわけではありません。

その点、自分で旬や育てる野菜の勉強をしなければいけないので大変ですが、それが面倒でない人にはおすすめです。

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市民農園を利用する6つのデメリット

市民農園のデメリットは、以下のとおりです。

  • 1.指導員やアドバイザーが基本的にいない
  • 2.畑が広すぎて管理ができなくなる
  • 3.農具の貸し出しやトイレ設備がない場合も
  • 4.使用期間が決まっている場合がある
  • 5.講習会やイベントが全くない又は少ない
  • 6.友達や仲間のコミュニティが作りにくい

1.指導員やアドバイザーが基本的にいない

市民農園では基本的にスタッフやアドバイザーが常駐していない場合が多いので、自分で野菜の種類を決めて栽培する方法を考えなくてはいけません。

例えば、京田辺市の農園には相談できるスタッフやアドバイザーが常駐していないので、全て自分で農作業をすることになります。

はじめての農園をレンタルされる方で初心者の場合、自分で調べたり勉強したりしないといけないので、耕作以外にも時間が割かれてしまいます。

2.畑が広すぎて管理ができなくなる

レンタルできる畑の面積が広いことが多いので、全て使いきれないことが多いこと。雑草の処理などもあるので、ずっと畑を空けておくわけにもいきません。

畑は広ければ広いほど色々な野菜を育てることができるからいいと思いがちですが、広さが逆に面倒になってしまって管理ができなくなることもよくあるので注意が必要です。

3.農具の貸し出しやトイレ設備がない場合も

市民農園によっては農機具の貸し出しや種や苗の準備がなかったり、トイレ設備がないというところも。例えば、上記で紹介した京田辺市の農園では以下のようになっています。

岡村いきいき農園 トイレなし 貸農器具あり
飯岡ふれあい農園 トイレあり 貸農機具なし
宮ノ口市民農園 トイレあり 貸農機具なし

貸農機具がないといっても、スコップや手押し車などは借りることができ、農具を置くスペースも一角与えられます。農作業で必要になる手洗い場やトイレが設置されているかは農園によっても違うので事前に確認することが必要ですね。

4.使用期間が決まっている場合がある

使用期間が1年や2年といった期限が設けられていることも市民農園には多いですね。

土壌改良もしてせっかく育てたのに期限で翌年は栽培できないということも。次の申込者がいない場合は継続して利用できる場合もありますが、人気の農園は期間が延長できないこともあります。

さらに、応募できる期間が決められていることが多い(毎年1月~2月ピーク)なので、すぐに利用したくでも出来ない場合や応募が抽選になってはずれてしまうこともあります。

5.講習会やイベントが全くない又は少ない

民間の貸し農園サービスと違って、農作業の講習会や収穫祭などのイベントがないことが一般的です。農園を貸すだけというサービスになるからです。

ただ、役所が主導して盛り上げている市民農園もあるのでホームページなどで確認してみましょう。

6.友達や仲間のコミュニティが作りにくい

講習会やイベントがない分、子ども達と家族で野菜作りをしている仲間が出来にくいということもあります。野菜作りだけではなく、参加者との交流も求めているなら市民農園では難しいかもしれません。

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市民農園と専門の貸し農園サービスの違い

市民農園と専門の貸し農園サービスとの違いは、以下のとおりです。

市民農園
  • 利用料金が安い
  • 入会金や運営費が不要
  • 畑の面積は広いが選べない
  • 指導員やアドバイザーがいない場合も
  • 募集が年1回が多い
  • 人との交流が少ない
専門の貸し農園サービス
  • 利用料金が高い
  • 入会金や運営費が必要な場合も
  • 畑の広さは料金によって選べる
  • 基本的に指導員やアドバイザーが駐在
  • 募集は空きがでれば随時
  • 人と交流しやすい

市民農園や専門の貸し農園サービスによって条件などが違う場合があるので一律に比較はできませんが、一般的な認識としては上記のような結果となりました。

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結局、市民農園と民間の貸し農園はどちらがいい?

はじめて畑借りて野菜作りをするなら専門の貸し農園サービスを利用するべきです。

理由は、野菜の栽培には育て方だけでなく土壌の作り方などの知識や経験が必要です。指導や勉強もせずに野菜の栽培をして、せっかく枯れてしまったら続けるのが難しくなるからです。

さらに、畑作業は毎日行うことはないので週1回などしか通わないとなると期間が空いてしまうのも継続しにくい理由のひとつです。

一般的に市民農園は利用料金が安いので始めやすいというメリットがありますが、指導員やアドバイザーがいない場合にはおすすめできません。

なので、一度はシェア畑やマイファームなどの専門の貸し農園サービスを利用して知識や経験を得て、翌年から市民農園を利用するのも方法のひとつです。

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市民農園のメリットやデメリットまとめ

今回のコラムでは「市民農園のメリットやデメリット|民間の貸し農園との違いとは」をご紹介しました。

市民農園の最大の特徴は民間の貸し農園サービスに比べて料金が安いことですが、農園によっては自分で農機具を用意しなければいけない場合や指導員がいないということも。

畑の広さが逆に面倒になって管理ができなくなると、隣の畑や管理者とのトラブルの原因にもなってしまうので、メリットがデメリットになることもあります。

利用料金が安いだけに惑わされずに、市民農園のメリットとデメリットを比較した上で自分にあった方法を選びましょう。

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