調理師免許を普通の主婦でも独学で取れるのかを知りたい人向けです。


調理師は国家資格だから調理師学校に通わないと無理じゃないの?と思われていませんか。
実は、調理師として名乗るのに必要な資格は「調理師免許」です。ただ、実際に調理をする場合には、調理師免許は必要ありません。
調理師として名乗るには調理師免許が必要になりますが、試験は実技がなく、マークシート方式です。
ただ、試験は誰でも受験できるのか?独学では試験の合格は難しいのか?気になりますよね。
そこで、今回は「【主婦の調理師免許の取り方はコレ!】合格率や受験資格を徹底解説」をご紹介します。
主婦が調理師免許を取得する方法
調理師免許を取得する方法は、以下の2つがあります。
- 調理師学校に通学して卒業する
- 調理師試験に合格する
上記のように厚生労働大臣が指定する調理師養成学校などを卒業する(通常1年、夜間1年半)ことで調理師の資格が得られます。
但し、主婦ともなると家庭の事情や費用などで通学するとはいうわけには簡単にはいかないですよね。
そこで、もう一つの「調理師試験に合格する」が残る選択肢となります。
ただ、主婦の方で調理師試験の受験には2年以上の実務経験が必要ということになります。
次に、調理師免許試験の3つの受験資格についてご紹介します。
調理師免許試験の3つの受験資格
主な受験資格は、以下の3つです。
- 2年以上調理業務に従事している
- 週4日以上かつ1日6時間以上勤務している
- 原則として中学校卒業以上
勤務については、パートやアルバイトでも大丈夫ですが、調理に携わる業務であったことを「実務経験の証明書」が必要になります。
また、過去に働いていた飲食店での実務経験を合算することができます。
ただし、ファミリーレストランなど、ほぼ調理された食材が届いて取り扱う場合などは実務経験に認定されません。
では、受験資格がある方が独学で試験に合格できるのでしょうか?次に試験の内容と合格率をご紹介します。
調理師免許の試験内容と合格率
調理師免許試験を下記のようにまとめてみました。
試験名 | 調理師免許試験 |
---|---|
試験時期 | 原則として、年1回 |
試験会場 | 各都道府県による |
受験資格 | 上記の項目を参照 |
試験内容 | 6科目(調理理論、食品衛生学、公衆衛生学、栄養学、食品学、食文化概論) |
試験形式 | 四肢択一のマークシート方式 |
合格基準 | 全科目の合計で60%以上の得点が目安 ※1つでも平均点を下回る場合は不合格になる場合あり |
合格率 | 約60% |
受験料 | 各都道府県による(約6,000円~10,000円) |
実は、調理師免許試験には実技試験や記述問題はなく、マークシート方式のみです。
意外と実技試験がないことに驚かれる方も多いと思います。
しかも、合格基準は定員制限がなく、全科目の合計で60%以上の得点が目安となっているので、国家資格の試験としては難易度は高くはないと言えるでしょう。
ただ、60%の合格基準といっても独学で取得できるレベルなのでしょうか?
結局、主婦でも独学で取得できるの?
結論は、規定の実務経験があれば独学で調理師免許を取得することができるといえます。
上記も紹介しましたが、調理師免許試験の合格率は定員制ではなく、おおよそ60点以上を取得すれば人数制限なく取得できる資格です。
学習方法は、主に市販されているテキストを利用して学ぶことができます。
ただ、完全な独学では不安がある方なら、通信講座で体系的に学習することも方法のひとつです。
そこで、調理師免許を取得するのにおすすめなのが、「生涯学習ユーキャン」です。
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では、ユーキャンの調理師講座について詳しくご紹介していきましょう。
ユーキャンの調理師講座の費用
講座を受講するための費用は、44,000円(税込・送料込)です。
正直、高い?こういう風に思われた人もいるかもしれません。
では、他の通信講座は費用がどのくらいなのでしょうか。
- 東北福祉カレッジ:43,989円(税込)
- キャリカレ:41,900円(税込)※WEB上で割引あり
調査した他の調理師の通信講座と比較しても料金はほぼ変わらないことが分かりました。
ただ、費用が高いのには変わりはないので、学習レベルがどのくらいか心配になりますよね。次に、学習期間はどのくらいなのでしょうか。
調理師講座の学習期間
講座を修了するための標準の学習期間は約6ヶ月です。
1日60分を勉強時間にあてた場合には、約半年もかかるレベルということです。
ただ、調理師の試験日は都道府県によりますが、6月~11月の年1回なので、計画性をもって受講する必要があります。
以上のユーキャンの調理師講座の特徴を下記にまとめてみました。
ユーキャンの調理師講座 | |
---|---|
価格 | 44,000円(税込・送料込み) |
学習スタイル | 通信(総合模擬試験1回を含む添削は全4回まで) |
学習内容 | メインテキスト6冊(「食文化概論」「栄養学」「食品学」「調理理論」「公衆衛生学」「食品衛生学」)を中心に学習 |
標準学習期間 | 6ヶ月(12ヶ月まで学習指導サポートあり) |
さらに、添削は総合模擬試験1回を含む全4回受けることができるので、実際の試験対策にもなります。
このように標準の学習期間が約半年と長期戦になるので、完全に独学で学ぼうとすると質問があったり、モチベーションがあがらないということも。
費用がかかるので、出来る限り費用を抑えたいなら自分をテキストを購入して学習するほうがいいですが、体系的に学習するなら通信講座の受講を検討してみましょう。
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主婦OK?調理師免許の取り方まとめ
今回のコラムでは「【主婦の調理師免許の取り方はコレ!】合格率や受験資格を徹底解説」をご紹介しました。
調理師免許は規定の実務経験があれば、主婦でも取得できる国家資格です。しかも、できるだけ家計に負担をかけたくない場合は、独学でも受験することができます。
ただ、どうしても完全な独学だとモチベーションが上がらなかったり、体系的に知識を身につけることが難しい人もいるでしょう。
調理師の免許を取得すると、知識とスキルがあることを証明できるレベルの高い国家資格となります。
特に、申請の際には登録料が必要ですが、調理師免許証に有効期限はないので一生の資格になるでしょう。

