貸し農園を紹介している、みつきです。レンタル畑といっても貸し農園・市民農園・体験農園があります。
特に、初めて野菜の栽培をするなら分からないことがいいので、体験農園を利用するのも方法のひとつ。
実は、体験農園は農作業がどんな作業をするのか本格的にレンタル畑を始める前のお試しにおすすめです。
では、貸し農園・市民農園・体験農園の違いはなんでしょうか。
そこで、今回は市民農園と貸し農園、体験農園の違いを紹介します。
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貸し農園と市民農園と体験農園の違い
貸し農園・市民農園・体験農園の違いは、簡単にいうと「企業が運営が貸し農園」「自治体や個人が運営が市民農園」「お試しやレジャーなら体験農園」です。
それぞれ呼び方は違いますが、定義はないので意味が重なっている農園も多いが実情です。
それでは、さらに詳しく3つの違いを紹介していきます。
開設や運営の違い
貸し農園・市民農園・体験農園の違いの1つは、畑の開設者の違い。
- 貸し農園:農家から企業が畑を借りて代行して開設
- 市民農園:区市町村、農業協同組合、農家で主に区市町村が開設
- 体験農園:農家自らが開設
貸し農園の代表的な企業としては「シェア畑」や「マイファーム」が有名。空きスペースや休耕地などを農家や土地の所有者から借り上げ、それを企業として貸し出しています。
一方、市民農園は区市町村や農業協同組合、農家などが中心となり運営していることが多く、区市町村が管理している農園も多いのが特徴。
最後に、体験農園は農家が農園での栽培している野菜を一緒に育てたり、収穫のときだけ参加する観光農園。あくまでも農家が自分で栽培して育てている農園が多いので、「お試し栽培」ともいえるサービスです。
募集方法や利用期間の違い
貸し農園・市民農園・体験農園の違いの2つ目は、募集方法や利用期間の違い。
- 貸し農園:空きが出れば随時レンタルが可能
- 市民農園:年間契約で1~2月のみ募集していることが多い
- 体験農園:収穫だけなので特に決まりはない
貸し農園は企業が運営し、年の途中で解約が出ても畑を元の状態に戻してから貸し出してくれるので、基本的に畑が空けばレンタルができるのが特徴。利用期間も延長が可能。
一方、市民農園は自治体が管理し、年間契約でしか貸し出していない農園も多いのが特徴。募集時期を待たないといけないことも。
但し、利用期間も延長ができず、1~2年の契約が多いので、レンタルする際は延長が可能かを確認する必要があります。
体験農園は、あくまでも収穫などの体験なので、特に決まりはありません。収穫時期になれば事前にお知らせが届くので、収穫祭などのイベントに参加できるようになります。
農具貸し出しやサポートの違い
貸し農園・市民農園・体験農園の違いの3つ目は、農具貸し出しやサポートの違い。
- 貸し農園:基本的に農具の貸し出しや指導員が常駐
- 市民農園:農園によって違うが、基本は指導員不在
- 体験農園:畑の管理者が全て準備
企業が運営する貸し農園は指導員やアドバイザーが常駐しているので、栽培方法などを相談することができます。
市民農園の場合は、農園によって差が大きく、農具の貸し出しや指導員・アドバイザーのサポートがないことが一般的です。
体験農園は、畑の管理者が農作業を行うので農具の準備やサポートも心配することはありません。
市民農園と貸し農園はどちらがいい?
貸し農園・市民農園の違いは、以下のとおりです。
- 貸し農園:指導員と相談して作業
- 市民農園:基本的に全て自己責任
まずは、市民農園と民間の貸し農園としてシェア畑を比較してみました。
市民農園 | シェア畑 |
---|---|
・月額料金が安い ・入会金や運営費は基本不要 ・畑の広さを選びやすい ・指導員は基本いない | ・農具や種、苗が自分で用意・月額料金が高い ・入会金が必要、運営費は不要 ・畑の広さが決まっている ・指導員が駐在している | ・農具や種、苗は不要
上記以外にも、市民農園は募集時期が年1回が多く、しかも抽選で当たらないといけない等の条件があります。その点、シェア畑は空きがあればすぐに利用できるのも魅力です。
なお、民間の貸し農園はシェア畑が人気です。気になる方はシェア畑公式サイトをみてみましょう。
初めてレンタル畑を借りて始めるなら?
初めて野菜を栽培するなら、貸し農園がおすすめです。その理由は、下記のとおりです。
- 体験農園:料金は普通で指導者が主体
- 市民農園:料金が安いがサポートなし
- 貸し農園:料金が高いがサポートあり
体験農園:料金は普通で指導者が主体
体験農園は、その名の通り体験がメインなので、野菜の栽培については指導者が基本的にやってくれるので、収穫などのアクティビティを楽しみたい人向けです。
市民農園:料金が安いがサポートなし
市民農園は利用料金が安いですが、栽培サポートを受けられないことが多く、野菜作りの経験者がある人向けです。
貸し農園:料金が高いがサポートあり
貸し農園で畑をレンタルする場合は利用料金が高いですが、農具や栽培のサポートを受けることができるので、はじめて野菜栽培をしようとする初心者向けです。
なお、初めてレンタル畑を借りるなら、貸し農園のシェア畑がおすすめです。
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ただ、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分にあった農園を選びましょう。
体験農園の特徴とメリット・デメリット
農業体験農園とは、実際に農園を経営していえる農家などから野菜づくりのノウハウを学びながら野菜を育てることができる農園です。
そのため、”体験”という名前がついている通り、基本は農家が農作業を行い、その一部を利用者が体験するということになります。その際、利用者は利用料を支払います。
その体験農園をメリットとデメリットは、下記のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
野菜栽培の経験はいらない 農作業のお試しが出来る 遊びとして体験ができる | 自由に農作業ができない 管理者の性格に頼られる 利用料がかかる |
農業体験農園の大きな特徴としては、農園を借りて管理者と共に農作業をする以外にも「収穫祭」「種や苗植え会」「野菜の販売会」「講習会」などのイベントがあることです。
体験農園によっては、バーベキュー台が用意されていて、その採れた野菜をBBQで楽しむことも。さらに、なかには温泉付きの農園もあります。
そのため、体験農園は週末の遊びの一環として家族で野菜栽培をしてみたい、レンタル畑を利用する前にお試ししたいという方におすすめです。
レジャーを兼ねて、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
では、どこに体験農園はあるのでしょうか。全国の体験農園を一覧にして次にまとめてみました。
- サッポロさとらんど:北海道
- 北海道十勝 村瀬ファーム:北海道
- 収穫体験農園:青森県
- ふれあい体験農園:青森県(我孫子市)
- ふくしまのグリーン・ツーリズム:福島県
- 紫波フルーツパーク:岩手県(紫波郡)
- 管内の観光農園・農業体験・交流施設:宮城県(全域)
- 農林体験:茨城県(つくば市)
- ぐんまアグリネット:群馬県
- ベジファーム:埼玉県(所沢市)
- 千葉市ふるさと農園:千葉県(千葉市)
- ザ ファーム:千葉県(香取市)
- アグリパーク伊勢原:神奈川県
- 農に親しむ施設紹介:大阪府(全域)
体験農園によって開催・未開催・閉鎖などの他に利用ルールが異なります。
体験農園のよくある質問
体験農園のよくある質問をまとめてみました。
参加するにはどうすればいい?
体験農園に参加するには、事前に予約が必要な場合が多いです。インターネットや電話で申し込みをするか、直接農園に問い合わせてください。また、参加費や服装・持ち物などの詳細についても確認しておきましょう。
どのような服装や持ち物が必要?
体験農園によって異なりますが、基本的には動きやすい服装と履き慣れた靴が必要です。
また、長袖のシャツや帽子、手袋など、紫外線や虫刺されなどから身を守るためのアイテムもあると便利です。持ち物としては、タオルや飲み物、日焼け止めや虫除けスプレーなどが挙げられます。
どのような人に向いていますか?
体験農園は、自然や農業に興味がある人、都会暮らしでストレスを感じている人、家族でのアウトドア体験をしたい人など、幅広い人に向いています。また、子供から大人まで、年齢や性別を問わず楽しめるプログラムが多いですね。
まとめ
今回のコラムでは「【全国の体験農園一覧】何が違う?市民農園と貸し農園の違い」をご紹介しました。
市民農園と貸し農園、体験農園の違いは下記のとおりです。
- 貸し農園:指導員と相談して作業
- 市民農園:基本的に全て自己責任
- 体験農園:管理者の指示がメイン
なお、初めてレンタル畑を借りるなら、貸し農園のシェア畑がおすすめです。詳細は、下記からどうぞ。